田んぼの歳時記3(2010年版)
田んぼの歳時記2010年 |
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田んぼの歳時記は、新しい日付順になっています。歳時記1~2と4~5(2010年版)へは、右のボタンで行ってください。
8月15日
終戦記念日ですが、田んぼ回りをして写真を撮りました。もう、熱中症予備軍状態でした。 田んぼの遠景は、黄色が主体になって来ました。 後、2週間前後で稲刈りになります。
梅雨の間も日照に恵まれたため、平年に比べやや茎高の状態になっています。これから籾の重さが増して、いわゆる「実るほど頭を垂れる稲穂かな」になります。
大雨、大風で倒れやすくなっているのではないかと、少し心配です。
前回の花の状態と見比べてください。
おしべとめしべ以外に何も無かったスカスカの籾の中に、実ができて重くなり、垂れて来ました。
籾の張りはまだ不十分で、これからもっと中身が充実して来ます。
籾の色も黄緑から黄色、今は浅い黄色です。 これが、黄色と茶色の間ぐらいの色、黄金色になる時が稲刈りの時期です。今年の千葉の作況指数は今のところ、102~105の「やや良」です。
ヒメタニシの死骸です。
農業用水と一緒に、新川から汲み上げられて田んぼに入ってきます。
最後まで水の残っていた所に集まり、その水も無くなり、死んで積み重なっています。
田んぼの底をお掃除したり、水に含まれる有機物をろ過してくれたりと、 田んぼにとっては、なかなかの働きものですが、用水バルブを詰まらせてしまうこともあり、 その点は困ります。これだけのタニシがいた田んぼの生き物を養う力は、あなどれません。サギ類も食べます。
田んぼの周りのことについて。ガマの穂です。休耕田に出ていました。 休耕田が「蒲田」になっています。東京の蒲田も、このような風景から付けられた名前でしょうか?
農家にとっては繁殖力が強く田に入り込むやっかい物ですが、 穂を付けると風にゆれて愛嬌のある風情があります。
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ヨシノボリの子供 |
ショウリョウバッタ |
シオカラトンボ オス |
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7月28日
稲の花が咲き出しました。前回掲載の田んぼの歳時記で
お約束した通り、 稲の花を撮影しましたのでご覧ください。稲は風媒花です。風が花粉を運んで受粉させる種類です。
昆虫や鳥に花粉を運んでもらう必要が無いので、彼らを引き付けるような目立つ色の大きな花びらや 良い香りや蜜とは無縁の質素な花です。 花と呼ぶ程に形を成していません。
さらに、古代からの品種改良で野生種と異なり、ほぼ100%近く自家受粉します。コシヒカリの田んぼにあきたこまちの花粉が 飛んで来て、雑種が出来て味が変わってしまったら農家は困ってしまいます。
まだ緑色の籾(もみ)の隙間から、白いおしべとめしべを出しています。 花弁らしきものは、全くありません。
濃い緑一色だった田んぼの遠景が、若い籾の色で少し黄緑に変わり、そして熟すにつれて黄金色になって行きます。 西日本では豪雨が有りましたが、今年の千葉は天候が順調でした。後は台風が来ないようにと、願っています。
7月10日
前回から 1ヶ月以上空いての更新です。西日本では梅雨に入ってから、 豪雨が多いとニュースで見ましたが、
ここ千葉では今年の梅雨は、 日差しと雨が交互に適度にあって稲の生育は順調です。新米発売までのカウントダウンも2ヶ月を切りました。
現在、中干しをしています。6月下旬から7月上旬にかけて、地面が割れるほど乾かします。こうすると田んぼの土に多くの空気が入り、その後水を入れると根が刺激を受けて、稲の生長が勢いを増します。
また中干しは、稲と同じ湿性の小さな雑草を枯らす効果もあります。稲は充分成長しているので、中干しによる乾燥に耐えることができますが、小さな雑草は耐えられません。
7月中旬頃から穂の形成が始まり、7月下旬から8月上旬にかけての暑い時期が、出穂の時期です。出穂するとすぐに小さな花が咲きます。稲の花をご覧になったことは、ありますか? とても小さくて目立ちませんが、稲の花 の写真は次回にご期待を!













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