田んぼの歳時記2(2010年版)
田んぼの歳時記2010年 |
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田んぼの歳時記は、新しい日付順になっています。歳時記1と3~5(2010年版)へは、右のボタンで行ってください。
6月5日
田植えから約1ヵ月経ちました。この時期は水の管理が苗にとって大事です。 成長のために必要な水の量、地下に浸透する水の量、水面から蒸発する水の量を考慮して、
田んぼの水を浅過ぎず、深過ぎずの状態に水の量を管理しています。
予備の苗です。田んぼの隅に植えてあります。田んぼをひとつの機械と捉えるならば、苗はその部品です。田植え時には壊れていなかった部品が、
1ヵ月経ったら不良品だと判ったら(成長が遅い、枯れてしまったなど)、取り替えます。そのために、田んぼの隅に予備のパーツとして置いておきました。
すべての苗がちゃんと成長しているので、まもなく引き抜きます。彼らの役目は終わりました。
田んぼに映る雲です。一年のうちでも、苗が小さい時期にしか、この風景は見られません。苗が大きくなって葉が茂りだすと、水面が見えなくなったり影を落としたりしますので。
梅雨入り前の陽を浴びて懸命に伸びる苗と白い雲のコントラストが、上手く撮れていますか?
今田んぼに餌取りに来ている鷺達の主な餌は、オタマジャクシです。トノサマガエルとアカガエルと
アオガエルが、田んぼに多いカエルですが、どの種類の子供か不明です。
5月4日のカエルをアマガエルと書きましたが、アオガエルに訂正しました。アマガエルや ヒキガエルは、春先の繁殖時に水辺に来るだけで、ほとんど陸上で生活しています。 庭先の植木の陰に居たりします。
コンクリートで作られていない田んぼの排水路で、やっと見つけたアメリカザリガニです。まだ小型です。
用排水路がコンクリート化されたためと冬に田んぼの水を落とし乾田になるため、
激減しました。アメリカザリガニは冬には、気温変化を受けにくい深さのある湿った土に
穴を掘り冬眠します。
お子さんとザリガニ採りをするなら、コンクリートでない田んぼの排水路が
狙い目です。
5月16日
最後の田植えです。
4日に始めて、16日までかかりました。長いようで短い、そして忙しい時間でした。
今年は、旧干拓地でここあたりでも土地が一番低い田んぼから始めました(5月4日)。台風が年々大型化してきていると言われていますので、
台風シーズン前に稲刈りができればと思ってのことです。
今日の田んぼは、そこより出水には強い所なので、後にしました。4日の写真と比べて、田んぼの広さが感じられますか? 1枚当たりの面積の広い田んぼなので、田植えの効率も上がります。
背景に見えているのが、苗を育てていたビニール・ハウスです。松保橋もすぐそこです。
5月4日
田植えです。
米農家にとって、田植えと稲刈りが一年の中でのメイン・イベントです。
メイン・イベントなので、写真も多く撮りましたので見てください。
友人達も、手伝いに駆けつけてくれました。当店のある地域では、例年田植えがゴールデン・ウィークに重なります。
日本中浮かれている季節ですが、ここらの米農家にとっては忙しい時期です。
兼業農家では、ゴールデン・ウィークがあるおかげで、会社を休まずに田植えができます。
早場米地帯の田植えを終えた農家から早乙女達が、泊りがけで田植えの手伝いに来た時代がありました。 また、近隣の人達と日をずらしながら共同で田植えをしていたこともありました。自動田植え機が(高額ですが)、田植えの風景を大きく変えてしまいました。
田植え機は、苗床から苗を挟み込み回転して苗を田に挿して離します。一連の連続した動きです。
苗床の残りが少なくなると、上に新しい苗床を置きます。
田植え機が田の端まで行ってターンすると土に凹凸できるので、それを均します。田植え機を使っても、
完全な自動化にはなりません。人の手の必要な作業は、残っています。
しっかりと植えられた苗。土の中に程よく挿し込まれ、かつ葉はきちんと水から出ています。
稲は水中では枯れてしまいます。成長するためには、呼吸するための葉が空中にあり、日光に
当たっている必要があります。
流れてしまった苗。田植え機での作業後、見て回って、流れた苗や植えられていない場所に、
手で植え直しをします。田んぼの面積は決まっています。最大限の収穫を得るには、すべての
スペースに苗が植わっている事が必須です。
まだ田の反対側では田植えが続いていますが、終えた部分で一休みのアオガエル。 害虫をたくさん食べて、稲の生育を助けてくれます。
白鷺も田植えから稲刈りまで、田んぼを主な餌場として生きている鳥です。今日いたのは、アマサギでした。
魚・カエル・ザリガニ・昆虫などの動物食なので、稲自体に食害はありません。
苗が小さい時に踏みつけられると、苗が傷みますが。








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